世界三大希少石の一つ、パライバトルマリンのリングです。
南国の海のような美しいネオンブルーは他に類を見ません。
1982年にブラジルのパライバ州で発見されたことから、その地名を取ってパライバトルマリンと名づけられましたが、1990年代には隣のリオグランデ・ド・ノルテ州、2000年代にはナイジェリアやモザンビークなどでも採掘されるようになりました。
当初はパライバ州で採れたものだけをパライバトルマリンとしていましたが、現在では原産地に関係なく胴を含んだ青色から緑色のトルマリンをパライバトルマリンと呼んでいます。
トルマリンを構成する元素の多くは地球の表層近くに存在しており、パライバトルマリンになるための銅は地球の深部に存在するため、本来それらが混ざることはありません。
これらの元素が同じ結晶体になることは非常に稀なことです。
そのため特異な地質環境である限られた地域でしか産出されていません。
奇跡的な確率で生まれたこの宝石は世界三大希少石の一つとされ、世界中で高い人気を集めています。